税務当局のしくみ

税務調査を行う税務当局のしくみ

(1)組織図

税務調査を行う、税務当局の組織図は下図のとおりです。

財務省(主税局)は、税制の企画、法制化を行います。

国税庁は財務省の外局で、課税と徴収といった税務行政を担います。国税庁は全国を12のブロックに分け国税局を設置、各国税局の下に計524の税務署を配置しています。

国税局では主に資本金1億円以上の法人(大企業の多い首都圏では資本金2億円以上の法人)を扱い、その他の法人は税務署の管轄となります。

財務省(主税局) 税制の企画・法制化
国税庁 課税と徴収の税務運営方針
国税局(12) 大企業の課税と徴収
税務署(524) 中小企業の課税と徴収

(2)税務署の組織

税務署で税務調査を行うのは、下図の(2)法人部門(3)個人部門(4)資産税部門という名称の課税部門です。
法人の場合は本店所在地、個人の場合は住所地を所轄する税務署が税務調査を行います。

税務署の組織
署長・副署長
(1)総務部門 (2)法人部門 (3)個人部門 (4)資産税部門 (5)管理徴収部門

(3)税務署の肩書き

法人部門・個人部門・資産税部門では税務署独特の肩書きがあります。統括は課長、上席は係長という意味です。
一般部門は5~7人で構成されます。

統括(課長) これ以降は昇進の速度が異なる。優秀な人は総務課長→副署長→署長へ。
上席(係長) 30才~50才くらい。調査の主力。ここまでは全員昇進。
調査官(主任) 26才~35才くらい。優秀な人は特調班や国税局を経験。
事務官(ヒラ) 20才~25才くらい。

(4)調査官の1週間

調査官は1週間に1件の割合で、調査をこなします。年間では20~30件を調査します。
月曜日は大半が調査の初日です。

月曜日 調査初日。指摘事項が見つかれば非常に楽になる。
火曜日 調査2日目。なにも指摘事項がない場合は焦りだす。
水曜日 調査3日目。指摘事項の詰めの協議をする。
木曜日 反面調査や銀行調査。調査書の作成。
金曜日 次の調査の準備

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